復刻記事本文（2008年5月4日）
広島突撃の二日目・5月4日は野球観戦。
広島市民球場で広島東洋カープと横浜ベイスターズの公式戦。
こちらは広島に行くと決めたときにあらかじめ予定を組んでおりました。
何といっても広島市民球場の公式戦は今年限り。一度は見てみたかったので。
気分はすっかり遠足前を通り越した土器宗っぷりでした。
午前中は温泉に行ったり平和公園を散策したりして、それから入場。
内外野の自由席は試合開始前から埋まってました。（座席は三塁側指定席）
で、前もって申し込んでいた選手応援セットという観戦パックにはチケットとドリンク券とともに選手の似顔絵Tシャツがついてくるのですが、これがかの有名な「カープ坊や」に対抗して作られたシロモノ。
大好き、こういうの。(*´艸`)
他球団ファンでも絶対欲しい逸品です。
カープ球団のセンスには脱帽です。(^ワ^)
試合は2回表に村田のホームランなどでベイスターズが3点先制して、終始試合はベイスターズペース。
カープ先発の青木高広は乱調で2イニングで降板し、以後は小刻みな投手リレー。
カープも序盤に2点取ったものの、以後は見せ場も作れないまま6-2にまで突き放される展開。
それも7回表に吉村のソロ本塁打、8回表には大西のタイムリーでダメを押したような状態。
肩入れなく見てる側としては、もしかして化かし合いぢゃなくて馬鹿試合発動かと邪悪な期待をするも、不発ゆえに中盤からは眠気との戦い。(ぉ
それを吹き飛ばしてくれたのは、真正面から響くライトスタンドのカープファンの声援の迫力や、カープ選手のファインプレーやヒットのシーンをすぐにビジョンでリプレーしたりするサービス。
いいっすねえ、こういうの。
カープが得点圏にランナーを進めると「チャンス」という映像が流れたり、しかもそれが広島風の鉄板な映像だったり。(*´艸`)
グラウンド以外でも場内を五感でしっかり愉しめる要素がいっぱい。(^ワ^)
試合展開に戻ると、多数詰め掛けたカープファンにはがつかりな状況。
ところが、事件は会議室ではなく現場で起こるものですよね。(ぉ
横浜ベンチは7回から横山、さらに8回ウラから川村へと勝ち継投に入ったその時。
赤い劇場キタ━━━(゜∀゜)━━━!!!
(※シリーズ化は未定)
まず先頭の代打・緒方孝市がヒット。
さらに安打、四球で無死満塁、継いだ木塚からアレックス押し出し、栗原犠飛で2点差に迫りカープ押せ押せムード。
そこへ、シーボルに代えて前田智徳キタ━━━(゜∀゜)━━━!!!
対するベイスターズは、前倒しで寺原隼人キタ━━━(゜∀゜)━━━!!!
観衆27000の中でたった一人だけが感じてたはずの微妙な土器宗状態(大謎)。
お、おでわどっちに声援を送ったらよいのだ。←誰も知らんって
で、そこは男・前田様の貫禄が勝ってタイムリー。
この前後、前田様が姿を現してからヒットを放つまでの球場の揺れ具合には震えがきましたよ。
1点差にした後のカープ、石原の同点打、小窪の決勝タイムリーで逆転したカープはこの回6点追加で8-6。
寺原はカープの勢いを抑え切れず。急遽マウンドに上がったとはいえ残念な結果に。
まあ、これは彼にはクローザーでやっていく上で糧になることでしょう。
最後は永川が少し劇場の片鱗を見せつつ(ぉ)抑えて、カープの勝利。
決勝打を放ってヒーローとなったルーキー小窪選手、初のお立ち台だそうでよかったですね。
イニング中に選ばれたファンと記念撮影をしたり、イカしたファンサービスしますね。
広島の球場演出がなかなかうまいことやってるなあって思うところが随所に見られたので、まとめられたらいずれってことで。
いやはや、カープファンにはたまらない、ベイスターズファンにはがつくりな試合を愉しませてもらいました。
なんかねえ、両軍のファン問わず、みんなグラウンドに見入ってるのですよね。ネタ作りに(ぉ)カメラを構えてる自分が恥ずかしいぐらい。
みんなアトラクションではなく野球の試合を見に来てるんだなあって感じられて。
寝不足でずっと眠かったのですが、最後は眠気も吹っ飛んで愉しんでましたとさ。(^-^)
今シーズン中に行けたらまた行きたいですね。
天気が下り坂だったのでこれ以上の広島滞在はあきらめて夕方の高速バスで帰途に。
広島バスセンターの売店で、なぜかベイスターズの惣菜パン(山崎製パンでした)が並んでるのを発見。
やっぱりネタの神は我を見捨ててはいなかった。←違う
補足（2023年5月2日復刻）
前日2008年5月3日にはサッカーを、そしてこの日5月4日は野球を。
ちょうど広島はフラワーフェスティバルが開催中で大賑わいの大型連休。
Jリーグとプロ野球の試合が両方見られる地域ならではの楽しみ方をさせてもらいました。
…同じことを2012・2013年にもやりました(汗
さて、この日は読んでおわかりの通り「旧広島市民球場」ラストシーズン。
広島で最も賑わう街の中に野球場があり、路面電車が通る道路を隔てた向こうには原爆ドームがあり。
ココまで「野球がすぐそこにある街」はなかなかありませんよね。
個人的に北九州市民球場へ何度も観戦に行った経験からすると、球場の雰囲気こそ北九州の三萩野と広島とは近いものの、街に溶け込んでいる存在感たるや広島でしか味わえないなあと。
そんな広島東洋カープも2009年にマツダスタジアム（現広島市民球場）というオシャレでカッコいい野球場を本拠地とし、2016～2018年にはセ・リーグ3連覇を果たすなど、大きな変貌がチームの栄光にまで結びつくというドラマティックな歴史を歩んで現在に至ります。
この日の試合チケットについて
広島へ見に行こうと決めてカープの公式サイトでチケットを探していたとき、本文にも書いた通り「選手応援パック」というグッズやドリンク付きという超お得なチケットがあったので迷わずゲット。
10人以上はいたと思う選手の候補から、写真の通り前田智徳選手の黒Tシャツをチョイスしたのですが、
他の選手のは赤いTシャツでした。
今やすっかり「赤いTシャツ屋さん」としてお馴染み、広島東洋カープさんの商売上手さがよくわかりますね。
ホークスはこの当時既に「鷹の祭典」を始めて対象試合にユニフォーム配布をしてはいましたが、グッズ付きチケットはあったかな？記憶にないですね。
おまけにココに至るまでの半日を
この日の広島×横浜戦はデーゲームで行われたのですが、では球場に入るまではどうしていたかというと…
朝から路面電車とバスを乗り継いで五日市へ向かい、ひとっ風呂。
おはようこざいましたー。
朝早く目が覚めてしまったし、せっかく着替えも持ってきたから温泉でも行こうかということで、早朝から開いてる温泉を探し出して行くことにしました。
恒例のいきあたりばったり行程で、果たしてひとっ風呂浴びることができるのでせうか。
てなわけで、行ってきました。
五日市天然温泉「ゆらゆら」ってすごいネーミングやな。
露天風呂がなかなか快適でございました。(^ワ^)風呂から上がって、バスの時間待ちがてらマッサージ機と足つぼを押してくれる機械を。
足の裏、6割ぐらい痛かったのだけど、大丈夫か？このおで。(^-^;
さっぱりしたところで、五日市駅まで戻って広電で再び広島市内へ。
さて、さっぱりしたところで五日市から再び広島市内へ。
広電電車に乗る時には、カープのレプリカユニを着た少年たちもちらほら。
っつーか、背番号6・SOYOGIでっせ、旦那(謎)。
写真にカープ応援装備の少年が写っているが、梵ユニを着ていたかどうか定かではない。
なお、福岡ソフトバンクホークスの主砲・柳田悠岐選手はこの当時満9歳。
次に、入場までには少し時間があったので広島市内観光といえば、原爆ドームと平和記念公園。
市民球場に入る前、すぐそばの原爆ドームから平和記念公園あたりを散策。
広島市に行くなら、ここは行かなくちゃでしょ。
間近で見ると、いろいろ思うところがありますねえ。
ちょうどフラワーフェスティバルの開催と重なって、多くの人が集まっていました。
カープ仕様の花自動車まで。
そして、いよいよやってまいりました。広島市民球場。
広島東洋カープ×横浜ベイスターズ。
先発投手は青木高広と小林。いいっすねえ、街のど真ん中にある球場は。(^ワ^)
昔ながらのたたずまいを見せてくれる場所です。
球場外観の写真がデータ移行できてないのか、
撮ったはずなのに試合終了後に撮ったものでご勘弁を。
…と、例によって試合の前から広島を満喫しておりましたとさ。
そして時は流れ（2023年4月現在）
旧広島市民球場跡地は広島市民の憩いの場、
HIROSHIMA GATE PARK（ひろしまゲートパーク）として生まれ変わりました。
あの広々としたグラウンドに、市民も観光客も旅行者も多くの人が集まる場所へ。
2024年に完成する新しいサッカースタジアムも間近にあります。
野球にサッカーにと楽しみにして広島を訪れる日が何度もやってきそうです。
