復刻記事本文
2011年12月3日土曜日
サッカーJ2・サガン鳥栖がクラブ初のJ1昇格を決めた!
リーグ戦後半から負けることなく勝ち点を積み上げ続け、前節で徳島ヴォルティスに勝って昇格をほぼ手中に。
それでも最終節はロアッソ熊本とのバトルオブ九州。ずっと熱く勝負するゲーム。
前身の鳥栖フューチャーズからずっと応援してきた人、今日初めてサッカーを見に来た人、ひとりひとりが様々な想いを持ってベストアメニティスタジアムに集まったことだろう。
その数、22532人。
生まれて初めてプロサッカーの試合を見に鳥栖へ来たのが7年前。
鳥栖というチームと、夢をかなえる時を共にしたいと強く思ったのが九州ダービーで大敗した4年前の開幕戦。
それから幾度もベアスタに足を運んでサガンの試合を見てきて、いざ昇格の瞬間をスタジアムで迎えた時はあふれる感情よりもすっきりとした、雲が取れて青空が見えてきた今日の空のようにすがすがしい気持ちだった。
しかし、ロアッソ熊本のサポーターからのあたたかいエールに泣いた。
同じスタジアムで、後押しするチームこそ違えどサッカーを愛する人たちが共に喜びを分かち合う。
この気持ちを2012年のシーズンでも胸に持って、新しい舞台で新しい戦いと新しい夢に向かってワクワクする時間を迎えたい。
サガン鳥栖、J1昇格おめでとう!!!
補足(2023年4月27日復刻)
このブログ記事は2011年12月4日にアップされた記事の復刻版です。
リンクを修正し、写真を追加しました。
当時の投稿時刻、1時17分。
我ながらサガン鳥栖らしさを狙ってたんやな。
夢に見ることすら夢だと思っていた景色
2007シーズンの開幕戦でサガン鳥栖が0-5と惨敗を喫したとき、
アビスパのサポーター席の方から3点目か4点目か決めた後「さがんとっす!」の大合唱がスタジアムに鳴り響く中で
「ああ、コレだけライバルからコケにされバカにされてるチームが強くなって、今ココではとても考えられないけれどいつかJ1昇格を果たしたらどんな景色が見られるんだろうな」
と不意に思って、このときがサガン鳥栖を本格的に応援しようと決めたきっかけになった試合でしたね。
個人的には5シーズンかけて、最高の景色を目にすることができました。
私よりもはるかに長く、それこそ鳥栖フューチャーズの頃から応援していたサポーターの皆さんにとっては私が思ったよりも強い感慨にひたったのではないでしょうか。
この日は両チームの選手が激しく勇敢に、バトルオブ九州にふさわしい試合を見せてくれました。
あの頃の「いったいどうしたらよいのか」なんて雰囲気はもはや全く感じさせることもなく。
しかも、ベストアメニティスタジアム(現:駅前不動産スタジアム)の当時の史上最高来場者数22532人を達成。
多くの人が歓喜の時を楽しみに、サガン鳥栖を応援しに来ていたことも明らかですね。
ロアッソ熊本サポーターからの熱い祝福
もう一つ、書かなければいけないこと。
試合終了後、対戦相手のロアッソ熊本サポーターから掲げられた横断幕のこと。
サガン鳥栖を愛する全ての人へ
堅忍不抜の努力に敬意を表します
追いつき追い越すまでJ1にいてね❤
J2からJ1への旅立ちをこれ以上ない言葉にして祝福するロアッソ熊本サポーターに泣きました。
ついっぷる(Twitterへの画像投稿・共有サービス)が終了してツイート埋め込みに画像が表示されないのも時代の流れ。
ちなみに、この試合のハーフタイムにはロアッソ熊本のマスコット・ロアッソくんとサガン鳥栖のマスコット・ウィントスとが仲良く場内を回っていましたが、
ロアッソくん、ウィントスくんへの「卒業証書」を持ってサガン鳥栖サポーターのもとを回ってたんですよね。
今や自他共に認める「イケウマ」として名高いロアッソくんですが、ホントにコレはイケウマ。
この試合をきっかけに個人的にロアッソ熊本の応援に水前寺やえがお健康スタジアムへ足を運ぶようになったし、
2016年4月に起こった熊本地震の影響でロアッソのホームスタジアムが使えなくなったときは、2試合ベストアメニティスタジアム(当時)でホームゲームを開催し、その試合の応援に駆け付けたりと私のサッカー観戦人生にも大きく影響を及ぼす一日となりました。
2022シーズン、J2リーグ4位の成績を収めたロアッソ熊本はJ1昇格プレーオフの決定戦まで進み、あと1ゴールでJ1というところまで迫ったのですが、本当に惜しかった。
あの日の約束を果たすまであと一歩。夢と歴史はつながっていく。
リンク集
生まれて初めてプロサッカーの試合を見に鳥栖スタジアムへ行ったときの記事
九州ダービーで大敗した4年前の開幕戦。の試合結果(2007年3月4日)
ロアッソ熊本との対戦を初めて見たのは2008年のベアスタに2万人が集まった試合の話
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